2013年4月5日金曜日

サメタ ミルクティ

生活の様式は時間、部屋の片付けは空間のそれぞれについて、あれこれ最善の解決策を考えながら、なにやら仮住まいのような時空間のなかで、ようやく自分の明滅の加減を感じ、せわしなく明滅する「ひとつの青い照明」だったことに思い至った。
自分は何者なのか、何をする人なのか、何をしたいのか、慌ただしい日本の現代生活に抗って、その基本の意味を自分に問い続けていくことにする。源泉に遡行することは、とてつもなく迂遠な、いまさらなことだけれど、いま自分のいるところは、ささやかな場所と道具があるだけなので、ここから世界に発信する何かを生み出すために、このささやかさの可能性をものづくりの起源となる物語に引き合わせ、よくよく精査したいと考えた。

板と布と紙のような基底面に、独自の肌理をつくった上で、そこに線描で何かを描く。
現在の材料と道具で最大限の付加価値を生み出す方策としてこの方法論を遂行する。いまのところ、絵画のような彫刻のような、美術の分野を縦横に往復しつつ、結局、建築空間に対峙できるような、愛玩物を指向して試行する。

ーおいしいお豆腐とは何か