2013年5月24日金曜日

皐月の満月



今日は朝から晴れ、満月のせいか頭のなかばかり冴えていて早朝から起きてしまう。ぐるぐると空回りしているようで気持ちばかりが焦っている。これだけ朝早いと、日中は体温が下がって生活が停滞してしまうのが困りものだと思う。

外に出るといつの間にか、日差しが夏のようで、また幹と枝だけだった木々に目をみはるほどの葉がついていた。植物と太陽の運行の周到さに恐ろしい絡繰りがあると思うほど抜け目がなく確実な出来事が進行していることを知った。さまざまな植物が、梅雨の前、夏至のまでの日差しに合わせ思い切り葉を広げていることが感じられる。今日はシーツと布団カバーを洗濯して、外に出て布団も干そうと思った。
一つサイクルを終えて、ぐるぐる頭の中で試行錯誤し、次のサイクルの方向を検討しているけれど、なかなか答えはみつからない。再び、ささやかな場所と道具から、世界に発信する何かを生み出すために、このささやかさの可能性をものづくりの起源となる物語に引き合わせ、よくよく精査しようと考えた。
— おいしいお豆腐とは何か